Food Science and Technology:Voice of current students and Graduates

食品生産学科ならではの体験談を紹介します。

本学科でのさまざまな出会いや体験をきっかけに、多くの先輩が自分の道を見つけ歩んでいます。
学びの途上であるいは社会人としての視点から、それぞれの体験談を語ってもらいました。
キャンパスライフや将来の目標など、食品生産科学科ならではのエピソードを先輩の生の声でお伝えします。

学部在学生の声

浅野 美咲
学部4年
食品冷凍学研究室
Q1)現在の研究テーマ
殻付き牡蠣の冷凍流通に向けた、最適な凍結・解凍手法に関する研究を行っています。また同時に、この評価手法の一つである、実際に人の感覚を使った官能検査に関する研究も行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は、味の素冷凍食品株式会社に就職する予定です。
Q3)その他一言
この大学に入って、講義や実習で食品について様々なことを学び、貴重な体験をたくさんすることで、前よりも海や魚が好きになりました。この知識や経験が、今後の人生できっと役に立つと思います。
征矢野 倭
学部4年
食品衛生化学研究室
Q1)現在の研究テーマ
タラやイカに寄生しているアニサキスという生物のアレルゲンに関する研究を行っています。
その中でも特にAni s 11というアレルゲンの精製について研究を行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は㈱武蔵野フーズで働く予定です。
Q3)その他一言
この学科では食について化学、生物、物理の各方面から学ぶことができると思います。
特に実習ではツナ缶やレトルトカレーを作るといった他の大学ではまずできない経験ができます。
この学科で学べることは就職や研究で大いに役立つと思います。
相馬 大輝
学部4年
食品衛生化学研究室
Q1)現在の研究テーマ
食品に含まれる物質の中にはアレルギーを引き起こすものがあります(アレルゲン)。
未知物質のアレルゲン性を予測することは重要ですが、現段階で確立された方法はありません。
私は、それらアレルゲンの検出系構築の初期段階として、ヒト単球様細胞株(THP-1)から未熟樹状細胞様細胞への分化誘導法の研究を行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は、(一財)食品環境検査協会に就職する予定です。
Q3)その他一言
食品生産科学科では、水産食品のみならず、食品全般について学ぶことができます。また、1 年次から実習があり、座学だけでなく実際に食品の製造を行ったり、加工工場の見学に行って現場の方の声を聞くなど、五感をフルに使って自ら考える能力を高めることができる学科だと考えています。
本学科を志望する皆様には、食品生産科学科だからこそ得ることができるチャンスを積極的に利用して欲しいと考えています。それらから得た知識・経験はこれから先も役に立つはずです。
在学生および進学を志望される皆様が本学科で、より豊かな思考力・判断力を身に付けることを心より願っております。
那須 みどり
学部4年
食品栄養化学研究室
Q1)現在の研究テーマ
長崎県で最近開発された、大豆の変わりに魚肉を原料に使用した“魚味噌”という製品があります。
私は、この魚味噌の抗酸化作用に関する研究を行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は、本学の大学院へ進学する予定です。
Q3)その他一言
私の研究室には留学生がたくさんいます。研究室に配属された当初は打ち解けられるか不安もありました。しかし、実験方法などを優しく丁寧に教えてくれて、さらに、料理を作ってくれたり、一緒に遊びに行ったりと、楽しく充実した研究室生活を送っています。
雨宮 弘和
学部4年
食品加工学研究室
Q1) 現在の研究テーマ
近年、水産資源の減少、輸入品の安全性が問題となっています。そこで私は、貴重な国産資源の中でも低価格で利用価値の低い水産資源に着目し、これらを有効利用する方法を研究しています。
現在は、サイズが規格外の甘エビをサンプルとし、かまぼこに加工する研究を行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は、本学の大学院へ進学する予定です。
Q3)その他一言
研究室に配属されて半年が経ちますが、最近研究が楽しくなってきました。この大学、そして、この研究室に入れてよかったと心から思っています。
栗島 苑子
学部4年
食品熱操作工学研究室
Q1) 現在の研究テーマ
食品を加熱すると内部でさまざまな変化が生じます。加熱工程中の食品内の温度変化を把握することは,食品の殺菌,高品質化のためには最も重要な事柄です.その変化を簡単にとらえるために、食用色素を使って温度履歴を予測するための研究をしています。
Q2)将来の進路
卒業後は(株)梶原工業(食品加工機械メーカー)で働く予定です。
Q3)その他一言
講義はもちろん、実習・部活などの面でも他ではできないような経験がたくさんできました。
特に3年次の実習で,ツナ缶やレトルト食品を作ったことで,食品を「食べる」ことだけでなく「生産する」事について深く学べたと思います。
真船 碧
学部4年
食品微生物学研究室
Q1) 現在の研究テーマ
レトルト殺菌を行っていないパック入りの米飯のような包装食品は、ボツリヌス菌などの胞子を形成する菌が増殖する可能性があります。そこで、パック食品中のpHや気相などを変えて、菌の増殖防止と味とのバランスが最適になるような条件を検討する研究を行っています。
Q2)将来の進路
卒業後は地方自治体の衛生監視員として働く予定です。
Q3)その他一言
この大学では化学・物理・生物の各分野から食品について幅広く学ぶことが出来ます。
さらに、授業だけでなく実験や実習などでも多く、様々な経験ができます。この幅広い分野にわたる知識と経験は、研究室でも就職先でも大いに役立つと思います。
亀田 友実
学部4年
食品熱操作工学研究室
Q1) 現在の研究テーマ
ヘルシオなど,過熱水蒸気を利用したオーブンは,無酸素下での調理であり,様々な利点が謳われています.一方で,適切な焼き色をつけることが難しく,解決すべき課題になっています.私の研究では,魚を焼いたときの変化(色,内部の変性など)を調べ,過熱水蒸気で適切な焼き色を呈するための条件の検討や,色の変化をシミュレーションして加熱を制御することを目指しています。
Q2)将来の進路
卒業後は(株)味の素エンジニアリング(食品プラントエンジニアリング)で働く予定です。
Q3)その他一言
海洋大というと魚のイメージがありますが,魚だけでなく様々な食品について学ぶことができる大学です。先生や学生も個性豊かな人が多いので,きっと充実した学生生活が送れると思います。
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