海洋環境学科(海洋科学部)
Department of Ocean Sciences
海洋は生物資源などの生産の場であるとともに、地球環境を維持するために大きな役割を担っています。海洋環境学科では、海洋における諸現象を観測・解析・予測する海洋学を基礎として、これを海洋環境の保全・修復の科学・技術へと発展させる海洋環境学を教育・研究します。
本学科は、海洋生物学、水圏環境化学、環境システム科学、環境テクノロジー学の4つの専門分野で構成されています。海洋生物の生活史、生態、生物と環境の関わり、水産資源の持続的有効利用、環境と人間に調和した海洋生産システム、物質循環、人類起源の汚染物質の挙動、沿岸・沖合相互作用、大気・海洋の相互作用、気候変動などの、海洋に関する科学や技術に興味のある人を待っています。
本学科では、生物系、化学系、物理・解析系、技術系を総合した広い視野でものを考えることができ、かつそれぞれの分野での専門的基礎能力をもった人材を養成します。そのため、基礎的科目を修得した後に、上記4系のいずれかを主として勉学します。
こんな学生を求めています。

主な専門科目
- 専門基礎
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- 海洋科学入門
- 線形数学
- 物理学概論
- 基礎流体力学
- 生物系
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- 藻類学
- 魚類学
- 無脊椎動物学
- 生物海洋学
- 陸水学
- 環境汚染防止論
- 浮遊生物学
- 藻類生理生態学
- 個体群生態学
- 数理生態学
- 海洋資源生態学
- 海洋天然物科学
- 海洋生物学実験
- 化学系
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- 分析化学
- 有機化学
- 生化学
- 生物地球科学
- 分析化学実験
- 化学海洋学
- 海洋天然物化学
- 環境微生物化学
- 海洋機能材化学
- 海洋バイオテクノロジー
- 水圏環境化学実験
- 物理・解析系
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- 数値解析
- 数理科学
- 環境物理学
- 環境システム科学
- 大気化学
- 海洋物理学
- 沿岸海洋物理
- 海洋情報解析学
- 海洋リモートセンシング
- 環境測定学
- 海洋資源動態論
- 海洋生態物理学
- 環境システム学実験
- 技術系
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- 電気電子工学
- 海洋計測学
- 応用情報テクノロジー
- 海岸環境工学
- 海上安全工学
- 機械システム工学
- 海洋環境機械学
- 環境エネルギー工学
- 先端海洋テクノロジー
- 環境テクノロジー実験
予想される進路(就職業種)
海洋関係やそれに関連する広い技術分野へ進むことができます。
具体的には、環境調査・分析関連、海洋環境コンサルタント、生物分析関連、土木建設関連、水産関連、情報関連、計測機器関連、機械関連などの企業及び公務員、研究所などへ進むことができます。