Food Science and Technology:Voice of current students and Graduates

食品生産学科ならではの体験談を紹介します。

本学科でのさまざまな出会いや体験をきっかけに、多くの先輩が自分の道を見つけ歩んでいます。
学びの途上であるいは社会人としての視点から、それぞれの体験談を語ってもらいました。
キャンパスライフや将来の目標など、食品生産科学科ならではのエピソードを先輩の生の声でお伝えします。

大学院修了生の声

杉山 広樹
カゴメ株式会社
カゴメ総合研究所 勤務

食機能保全科学専攻
食品プロセス工学研究室
修士課程修了
(食品生産学科3年次編入)
Q1)現在の仕事の内容
現在の主な仕事は、食品メーカーとして競合他社に対し優位な商品を製造する為の技術開発を行っています。ゼロから研究をスタートし基礎的な知見を深めていく事もありますが、現行の技術をどのように組み合わせて利用するか、製造工程の改善をするといった事も業務に含まれます。
つまり、一口に技術開発といっても様々な研究活動があり、テーブルレベルでの実験は勿論のこと、大型の機械を相手に実験することもあります。どんなに素晴らしい技術も時間と伴に廃れていくもので、新たな需要がある限り、新たな需要を創造する限り、次に必要な技術を生み出してゆくという使命感を持って取り組んでいます。ここで、どの研究にも共通しているのは、結局食品を取り扱うという事です。現在の仕事のどのような場面でも分野を問わず食品の専門的な知識が要求されます。
Q2)その他一言
私が本学の編入学を希望したきっかけは、それまでに水産の研究に携わったのがきっかけでしたが、学部、大学院で所属した研究室では海や畑から始まり、開発、製造工程、そして流通に至るまでの幅広い分野について学ぶことができ、今の自分にとって何一つ無駄の無い経験を積むことができました。
食品生産科学科では水産食品を主とした専門的な食品学を学べる環境が整っています。これからも本学で学んだ食品の専門家が広く活躍することを祈っています。
寒河江 大輔
長岡香料株式会社
技術開発研究所食品開発室 勤務
2007年3月
食機能保全科学専攻
食品物性学研究室
修士課程修了
Q1) 現在の仕事の内容
一般的な業務としては、煮る、焼く、炒めるというような調理感のある食品の香りの作製をおこなっています。対象となるものの香りを分析、及び官能評価によって、リアル感のあるそして食欲のそそるような香料の作製に勤しんでいます。
Q2)その他一言
高校までの一般教養とは異なり、大学では食品についてさまざまな専門知識を学んでいきます。食品分野は奥深くとても興味深いです。講義で聞いたことや実験で感じたことをさらに追求してみるといいと思います。
社会にでるまでに知識を増やすことが大切です。「単位を取る」ということではなく、講義の内容を十分に理解することを心がけていくといいと思います。ぜひ楽しいキャンパスライフを送ってください。
Savitree Thammathongchat
サウィットリ
タマトンチャート
東京海洋大学
食品プロセス工学研究室勤務
(博士研究員)

2008年3月
応用生命科学専攻
博士課程修了
Q1) 現在の仕事の内容
博士研究員とは、博士後期課程を終了後に大学や研究所と契約し、決められたテーマに関する研究を行う仕事です。
私の研究テーマは、『ステレンス表面におけるエビ由来のアレルゲンの吸着性に関する研究』です。近年、食品のアレルギー患者が増えており、消費者の安全のためにアレルギーを引き起こすアレルゲンが含まれない製品を作ることが求められています。しかし、食品工場では1つのラインで何種類もの製品を作るため、アレルゲンが含まれていない製品にアレルゲンが混入してしまうことがあります。また、エビは主なアレルギー食品であり、メインの食材以外にも調味料として様々な食品に使用されています。
よって、アレルゲンが含まれない製品を作るには、工場でのアレルゲンの交差汚染を制御することが重要になります。この研究からアレルゲンの吸着特性が分かれば、工場ラインの洗浄方法やアレルゲンの吸着を防ぐ方法の確立に役立つと考えています。
Q2)その他一言
現在の研究は学生時代の研究内容とは異なる部分が多いですが、勉強したことや考え方、分析方法は現在の研究に役立っています。
また、食品の研究には色々な分野の知識が必要で難しいですが、まだ知られていないことや解明されていないことがたくさん残っており、奥深い面白さがあります。是非、皆さんは食品生産学科で勉強をして、より安心・安全な食品を作って下さい。
井口 雄介
株式会社ニチレイフーズ
関西工場第一製造グループ 勤務
2008年3月
食機能保全科学専攻
食品熱操作工学研究室
修士課程修了
Q1) 現在の仕事の内容
現在、食品生産工場というまさに製品が作り出される現場に日々居合わせています。主な業務内容としては、具材の調合・作製・補充、そして一定の品質のものを安 定して生産していくために、温度や官能検査による品質管理も常時行っております。
また、生産機械のメンテナンス、現行ラインシステムの改善活動等も業務の一環に含まれています。
Q2)その他一言
社会に出てから、あの時自分にとって関心が薄い、あるいは専門外だと思ってなんとなくやり過ごしていた知識・スキルが突然求められることもあり、もっとしっかり習得しておけば良かったなんて思うことも間々あります。自身の引き出しが多いことで損をするといったことはないと思いますので、あまり偏見を持たずに色んなことに興味を持って一生懸命取り組んでみて下さい。
学生の間は自分に投資できる時間が多い時期でもありますので、その時間を是非有意義に過ごして下さい。
木村 竜介
日清フーズ株式会社
開発センター 食品研究所 勤務
2008年3月
食機能保全科学専攻
食品微生物学研究室
修士課程修了
Q1) 現在の仕事の内容
食品の物性、化学的性質などを利用して、新規の食品を開発しています。業務内容としては、自分の立てた仮説に基づいて、サンプルを試作し (主に調理)、 食味評価、安全性検証、分析を行っています。新技術開発のため、美味しさの追求だけでなく、安全性の検証にも多大な労力を割いています。
Q2)その他一言
食品分野について非常に幅広く学ぶことができます。食品の味、香り、硬さ、賞味期限などには全て理由があり、それらを科学的に勉強することによって、食品分野の奥深さを知りました。
当学科の特徴は、卒業研究をはじめとして、実験、実習が多いことが挙げられます。自分の興味を持った内容については、納得がいくまで追求してください。その試行錯誤の経験こそが、社会に出てからも大いに役立ちます。
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