海鷹丸 第50次航海 東京海洋大学  海洋科学部

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「ペンギンさんそこのけそこのけ海鷹丸が通る6」  1月19日
「夢を忘れずに」

 昨夜、というか今朝0:30に寝て、3:45に嶋田さんに起こされる。寝る前に缶ビールを1本(エビス黒)。すこし寝坊であるが、よく寝かせてもらった。ブリッジに行き、海況のチェック、船長と計画の調整をして嶋田さんに連絡、ひととおり観測が始まったのを確認したのが04:50。小腹を満たすため、部屋に戻ってオニオンスープを飲んでかき餅(しょうゆ)を2個食べる。塩分高めの朝食。海況はちょっとずつ悪くなっている。観測点はあとふたつ、やや心配。明日一杯もってほしい。

 日誌風に始めてみました。やればできます。

 南緯60度付近の少し手前くらいから水温は十分低くなり、誰がどうみても南極海になります。研究者はここから南に観測点を集中させるため、昼夜となく観測体制を取ることになります。研究者グループをふたつに分け、12時間のシフト体制を取ります。船の乗組員も6時間交代の体制に入ります。いいかえると、研究者も乗組員も常時半分の人だけが働いていることになります。

 最近の学生は、修士課程に進んでも博士課程に進まないという選択をする傾向が強まっています。たいへん賢明かと思います。私は賢明ではないので博士課程に進んでしまいました。したがって、経験を積んだ博士課程の学生は不足がちです。南極海洋生態系の研究者グループが発展してくると、優秀な学生を確保し研究を広く展開するとともに、将来を担って欲しいという欲が出てきます。グループの規模や質が拡大・充実してくれば、自然と着いてくる話ですがどうしても焦ってしまいます。

 南極海へは一年に一度限られた日数しか来ることができないので、密度の濃いデータを得たいばかりに、シフトを組んだら人数的に厳しくなることが分かっていてもタイトな観測計画を押し込んでしまいがちです。この状況は船の乗組員も同じかもしれません。昨今は、研究船や練習船の置かれた状況はあまり明るくありません。陸の教員と同じように定員削減が行われる一方で、今まで以上の成果を求められます。我々のような無茶をいう研究者の要望にも少ない乗組員で対応しなくてはなりません。結局、教員も船員もみな生き残るために必死で余裕がありません。そんな教員・研究者の姿をみていたら、博士課程や研究職に進むことに対し夢を持てないのかもしれません。

 悲観的なことはこのあたりでやめておきます。結局、現場の様子がほとんど伝わらない今日の日誌でした。すみません。夢を忘れずに。
2017年1月19日(木)

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