海鷹丸 第50次航海 東京海洋大学  海洋科学部

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 数羽のマダラフルマカモメが船の周りを飛んだり飛ばされたりしています。風速12m/sの南極海。南極大陸で繁殖する数少ない飛翔性海鳥類です。鳥はたいてい「飛翔性」ですが、南極には「非飛翔性海鳥類」ペンギンさんがいます。ペンギンさんと区別するために「飛翔性」なる接頭辞を付けるのですね。

 この航海ではNHKのクルーが4名乗り込んでいます。そのひとり若松さんは、東京海洋大学水産専攻科の学生として、2011年度の南極観測航海に乗船していました。私もその航海に参加しています。学生のころ潜水部で活躍した彼女は水中映像に興味をもち、メディア業界へと飛びたちカメラマンとなったのだそうです。こういった形で再びこの海鷹丸で会えるなんて不思議な感じです。

 私の乗る航海でテレビクルーが乗船するのは2度目です。一度目は専攻科に焦点を当てたものですが、Fテレビ側の都合で残念ながら未放映でした。日本では、日本南極観測事業(南極観測隊)が1956年以降連綿と続いており、今年度が58次隊です。しかし、国民の中には南極観測隊は「タロ・ジロ」の時代に終わっていると思っている方も大勢いると聞きます。ときどき、高倉健さんの「南極物語」、堺正人さん主演の「南極料理人」とかキムタクさんの「南極大陸」といった映画やテレビドラマが作られますが、観測隊ってまだやってるの?という方もおられるわけです。

 興味のある方は砕氷艦「しらせ」についてご存知でしょう。東京出港の際にはニュース報道もあります。しかし、東京海洋大学「海鷹丸」が南極海に毎年のように出かけていることを知っている方は、この日誌をお読みの賢明な皆さんくらいしかいないといっても過言ではありません。われわれ研究者は地球で起こっていること、これから起こるであろうことを知るために、わざわざ毎年ここまでやって来ます。我々の活動やその意義を国民に理解してもらうことは、研究を続ける上でたいへん重要です。

 そこまで理解していただけなくても、へえー、日本が南極の研究なんてやってんだあ、とか、え?南極にシロクマはいないの?とか、真夏でも氷だらけなんだ、とか、少しでも興味を持っていただけたら、この日誌を書いている甲斐があるというものです。難しいことはその次でよいのです、と思って何年もこの日誌を書いてきました。しかし、今回は天下のNHKですよ。(ボツにならなければ)宣伝効果絶大です。若松さん、よい映像を撮ってくださいよ。私も、子離れできないやっかいな「ペンギンさん」の父親役で出演予定です。

(写真:雪が舞う中、大きなマイクをもつブルーの後姿が若松さん)
2017年1月9日(月)

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