海鷹丸 第50次航海 東京海洋大学  海洋科学部

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「ペンギンさんそこのけそこのけ海鷹丸が通る6」  1月8日
「私たち、いま南極にいます。」

 昨夜は低気圧が通過。気圧は968 hPaくらいまで下がったでしょうか。今朝は急速に上昇し、977 hPaまで回復しています。気圧の上昇は天気がよくなる目安です。これから係留系の設置という大きなミッションが待っているのでありがたいです。この係留系は水深4250 mの海底に設置する全長3900 mの系で、途中多くのセンサーを取り付けてあります。1年後に海鷹丸で回収する計画で、成功すれば流速など海洋物理環境の1年間の動態が分かっちゃう仕組みです。

 数日前から、寒いのに吐く息が白くなりません。息が白くなるのは、息に含まれる水蒸気が空気中の微粒子(エアロゾルといいます)にくっついて目に見えるようになるからです。ここはすでに、オーストラリアなどの大陸から十分に離れていて、このエアロゾルが飛んできません。もちろん、ほとんど氷に覆われた南極大陸でエアロゾルが生じることもないでしょう。地球上にはそんな場所があるのです。近年は各国の基地ができ、観光客も増えた南極大陸ですが、地球上のその他の場所にくらべれば、人間生活の影響をまだまだ受けていない貴重な場所といえます。それだけに、そこで起きている変化は地球の環境変動とダイレクトに関係しているといえます。

 南極を調べることの重要性はそこにあります。南極海でいま何が起こっているかを調べ、そしてこれから何が起こるかを予測することは、海鷹丸をもつ東京海洋大学、そして我々研究者の責務といってもよいのではないでしょうか。

ようやく出ました。南緯60度を過ぎてから急に出てきました。氷山です。61度の観測点は氷山の目の前です(もちろん安全な距離があります)。大陸からだいぶ距離がある(生まれてから時間がたっている)ので形は崩れていますが、上面が平らなことが、大陸の氷河から流れ出た南極海特有の氷山であることを物語っています。私たち、いま南極海にいます。本当ですよ。

(写真:この10分後に真ん中の亀裂から右半分が崩れ落ちます)
2017年1月8日(日)

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