神鷹丸 第3次航海        東京海洋大学  海洋科学部

02月24日(金)
02月23日(木)
02月22日(水)
02月21日(火)
02月20日(月)
02月19日(日)
02月18日(土)
02月17日(金)
02月16日(木)
02月15日(水)
02月14日(火)
02月13日(月)
02月12日(日)
02月11日(土)
02月10日(金)
02月09日(木)
02月08日(水)
02月07日(火)
02月06日(月)
02月03日(金)
02月01日(水)
01月31日(火)
01月30日(月)
01月29日(日)
01月28日(土)
01月27日(金)
01月26日(木)
01月25日(水)
01月24日(火)
01月23日(月)


[最新の10件]


神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告 2月14日(火)操業終了
 2月13日18時22分最後の旗付ボンデンが揚り、全員けが人もなく、6日間計5回の延縄実習操業を無事終了しました。

 延縄操業では、サメの資源調査の他、マグロ類の漁獲がありましたが、漁労作業の大変さを経験するたびに、食卓に並ぶマグロの刺身のありがたみを身に染みて感じます。

 最終日は潮流が速く、サメばかりで縄のカラミもあり、操業時間がかかりましたが、操業も5回目となり、学生達も手際よく臨機応変に作業をこなし、日没後の薄明時間内に終了できました。終了後からは、すぐさま北上を開始しました。

 現在2月14日昼はパラオ東方海域を北上して航行しています。昨夜の内に、漁労機器にカバーをして、早朝から残りの漁具の塩抜き作業を行っています。この時期、静かな海域しか経験がありませんが、現在は北東の風が強く、うねりも大きく、ときどき船首から波を打ちあげながら航行しています。学生達は、4時から20時までの操業の疲れも見せず、六分儀を用いての天文航法を再開しました。空は晴れたり黒い雲からのスコールだったりを繰り返しています。明日はパラオの200カイリを出て、船体整備を行いながら、日本を目指します。

位置 08-10.63N、136-47.10E
天候:晴れ 風:北東 9.0m/s 針路:353 速力:10.8ノット
気圧 1011.5hPa 波高:4.6m 気温:27.2℃ 水温:29.8℃
2017年2月14日(火)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告  2月13日(月) 延縄操業6日目
 2月12日は、時化のため操業実習を中止しました。小さな漁船が一隻漂泊しており、波に隠れながら上下しています。午後からも風が強く、うねりも大きかったため、日没以降はヒーブツー(踟蹰:ちちゅう)してうねりと風に船をたてるようにして一晩過ごしました。

 2月13日は4時から準備をして、4時30分から投縄を開始しました。波高はまだ高かったですが、ミッドナイトから風は穏やかになり、衛星画像と天気図から天候は改善する方向と判断して実施しました。EEZ外のカロリン諸島海盆海域で約1週間すごし、実施してきた延縄実習は、本日で最終日となります。

 昼前にかけて天気は晴れて、気温も上昇し、真夏の感が戻ってきました。午後から揚縄を行い、作業終了後、針路を北に向け、漁場を離れます。明日はパラオの200カイリ内を更に北上して、船体整備を行いながら、日本を目指します。

位置 04-40.83N、137-13.10E
天候:晴れ 風:西 2.2m/s 針路:270 速力:3.5ノット
気圧 1011.5hPa 波高:2.6m 気温:29.2℃ 水温:29.8℃
2017年2月13日(月)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告  2月12日(日) 延縄操業5日目
 2月11日は、マグロ及びヨシキリザメを釣り上げ、サンプル処理を行いました。設定水深の基礎データをとるため船速を段階的に調整して投縄を行いました。幹縄の投縄速度を5.5m/s・9秒間隔で枝縄を取付て、船速9ノットにおける餌設定水深が110mから160mとなりました。船速8ノットと比較すると1ノットの差で、設定水深が約100m異なることになりました。

 2月12日は、冷たい雨の降る天気となっています。天気図から低気圧がゆっくり移動しており、本日未明から早朝にかけて突風が吹き、有義波高が3mを越え海況が悪化したため、本日の延縄実習を中止しました。学生達は残念そうでしたが、暑さの中、疲れもたまっており、身体を休めるには良かったかもしれません。

 風が徐々に収まり、午前中はCTD観測を南北に数点行い、午後からは明日の漁場周辺を航行して、障害物の有無及び潮流方向や強さをあらかじめ調査することにしました。明日は、延縄実習最終日となります。天気図等を確認して、操業実習を行いたいと思います。

位置 04-40.04N、137-17.19E
天候:雨 風:北西 11.5m/s 針路:180 速力:8.5ノット
気圧 1008.6hPa 波高:3.2m 気温:25.8℃ 水温:29.8℃
2017年2月12日(日)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告  2月11日(土) 延縄操業4日目
 2月10日は、マグロのみ漁獲しサンプル処理を行いました。途中、大型浮き漁礁のパヤオが漂流しており、縄に影響がないか心配しましたが、引っかかることなく安堵しました。幹縄はまだ海水になじんでないのか、枝縄と絡むことが多く、明日以降カラミ対策を考慮したいとおもいます。

 延縄の餌の設置深度は、震度計の値で130mから260mの間となっておりましたが、学生達の歓声とともにメバチマグロを釣り上げることができ、大きな目玉や胃の内容物など実際に触れることができました。
処理後の漁獲物は、背筋がまっすぐになるように頭と尾びれ側に枕を置き、魚層冷凍庫のファンで急速に冷凍します。翌日清水をかけなおし、薄い氷の膜で乾燥を防ぎます。

 魚層容量は旧船の10分の一以下となっており、狭隘な空間にやっと魚を収めています。本日11日は、延縄長さ調整のため漁具設計での標準設定を少し深めに考え直し、再計算して投縄を行いました。昨日より西に移動した海域で、同じ55鉢(30km:550本)の延縄を設置しました。風はやや強いですが、空は晴れて、今日も暑くなりそうです。海流も同じで、表層は北西に、深さ150m層は東方:赤道潜流の流れが存在しています。

 CTD観測データからは、この漁場も同様な海洋環境となっており、水深100m程まで混合層、水深150m(水温20℃)から急激に水温は低下して、水深260mで9℃となっています。本日も安全操業実習で、明日はまた操業実習及び確認運転を行う予定です。

位置 04-31.63N、137-36.80E
天候:晴れ 風:南西 7.1m/s 針路:090 速力:3.5ノット
気圧 1009.0hPa 波高:1.9m 気温:29.8℃ 水温:30.0℃
2017年2月11日(土)

神鷹丸乗船漁業実習(長期航海)航海報告 2月10日(金) 延縄操業3日目
 2月9日は、4時40分から6時まで延縄漁具の長さを50鉢(27.5km)に調整して設置し、12時30分から17時30分まで揚縄作業を行い、マグロとカジキ及びヨシキリザメを釣り上げサンプル処理を行いました。

 2月10日も同じ海域で、延縄を55鉢(30km)として、餌の深度を100mから180mになるように船速を調整して敷設しました。空は晴れ上がり、水平線に入道雲が立ち上がり、大変暑くなりそうです。海は昨日より穏やかになり、白波は無くなりました。真っ青な海が広がっています。海流はやや強く、表層は北西に、深さ150m層は東に流れています。

 CTD観測から、メバチマグロの適温水と言われる水温18℃層は水深180mですが、この水深の上下は急激に温度が変化しています。塩分躍層は2か所あり、やや低い塩分は表層から100mで急激に変化しています。他の漁船は50マイル以上東方に数隻いるようです。本船周辺海域では、たまに通過する貨物船だけです。

 脱水に注意して、本日も安全操業で漁業実習を行います。明日も若干緯度を変更して、操業実習を行う予定です。

位置 04-29.52N、138-01.72E
天候:晴れ 風:南西 7.5m/s 針路:270 速力:3.5ノット
気圧 1008.1hPa 波高:1.4m 気温:30.3℃ 水温:30.0℃
2017年2月10日(金)

神鷹丸乗船漁業実習(長期航海)航海報告 2月09日(木) 延縄操業2日目
 2月8日は早朝入れた約700本枝縄の内、マグロとカジキ及びヨシキリザメを釣り上げサンプル処理を行いました。

 今回からの縄箱式の操業形態ははじめてのこともあり、各所確認しながらの作業をおこなったことから、当初の揚縄作業の予定時間を越え、約7時間要してしまい夕食は20時前になってしまいました。日没以降は、サーチライトを使用して、幹縄の入っている方向を照らしながら、見張り員は、時々反射するボンデンに瞬時に反応して、方位を確認しながらやっと操業終了しました。延縄漁労機器の仕様書通り、最大幹縄長さ(約18マイル)での作動試験を無事終了しました。

 本日は、大間のマグロ漁師も使用している電気ショック機及び揚げ縄時の巻取り機器の一部作動試験を行います。今日は鉢数を少なくし、幹縄長さを短くする処理での作動確認を行います。天候は操業終了から荒れ始め、本日未明には15m/sの突風が吹きました。

 前線通過のような感覚の天候の急変があり、南風から西風、北風そして南東から現在、南西の風・風速約10m/sと変わっています。海は白波となり、投入した漁具は波の間に入り、視認することが困難な状況ですが、風のおかげで少し涼しく揚縄作業が実施できそうです。

 学生達は、初めて見るマグロやサメに、歓喜をあげていました。単純な作業の中にも刺激があり、長い作業も無事安全にできました。本日も早朝から約500本の餌のついた枝縄を設置した約11マイルの長さの縄を午後から巻き上げます。

位置 04-30.89N、138-10.93E
天候:晴れ 風:南西 5.6m/s 針路:270 速力:3.5ノット
気圧 1006.7hPa 波高:1.7m 気温:29.0℃ 水温:30.0℃
2017年2月9日(木)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告 2月08日(水) 延縄操業1日目
 2月8日昨夜漁場予定海域に到着し、朝4時起床して投縄準備を行い、第一回目の延縄操業実習を実施しました。漁労機器の作動試験を兼ねており、投縄漁労機器運転では開始から 長さ42,000m の幹縄設置まで安全に作動しています。学生達は枝縄に餌のサバを約730本分の針刺していますが、慣れない餌付け作業のためか、餌魚の頭が上を向いたり下を向いたり、いろいろな形の餌となっています。

 海況は穏やかで、周期の長いうねりが緩やかに船を揺らしています。早朝10マイル北にレーダで漁船らしき映像が確認できましたが、昼前にはレーダでの探知できない距離に離れたようです。

 表層水温と気温は30℃を越え、湿度も高く、蒸し暑い作業環境となっています。午後から揚縄作業において、揚縄機器の確認を兼ねて行います。CTDでの海洋観測では、水温18度水深が180mと4年前の水温18℃水深380mとかなり異なり、先週まで吹いた東風の影響があるのかもしれません。

 マグロの種類別にそれぞれ適温水がありますが、この海域で漁獲されるキハダマグロは水温20度前後と言われており、浅いところで遊泳しているかもしれません。今回の漁具は、4年前の水温層に合わせて最大餌水深450mと深く入る漁具設計としておりますが、水温が漁獲にどう影響するか、確認したいと思います。

 明日からもほぼ同じ海域で計6回の延縄操業を予定しています。

位置 04-34.59N、137-29.65E
天候:晴れ 風:南西 4.6m/s 針路:090 速力:5.0ノット
気圧 1008.5hPa 波高:1.4m 気温:30.0℃ 水温:30.1℃
2017年2月8日(水)

神鷹丸乗船漁業実習(長期航海)航海報告 2月07日(火)カロリン諸島沖公海(west carolin basin)
 2月7日油を流したような、海面に微妙に映る船体の陰に、赤道無風帯に入ったことが実感できます。気象庁の天気図の熱帯低気圧は、発達して台風になることなく、フィリピンの東沖でとどまっており、北緯4度まで離れた本船海域では影響がないようです。

 パラオから200マイル離れ、午後から漁労機器のカバーを外し、事前運転や漁具等の陳列を行います。本日は、旗付きボンデンを岸壁や落水者に見立てて、操船訓練を行っています。一人ひとり全学生が船長役として、神鷹丸を自由に操船し、ボンデンの脇で船体を止める訓練を行っています。

 昨年乗船時に行った、操縦性能試験のデータをもとに、ウイリアムソンターンやツーターン、シンク゛ルターンやシャルノーターンを駆使して操船していますが、船を止めるタイミングが難しく何名かの学生は行き過ぎてしまいます。再チャレンジを希望する学生もおり、船橋は活気づいています。

 夕方から明日予定の漁場に到着し、明日4時から延縄漁具の投縄を開始します。周囲には他の漁具や漁船は見当たらず、海況は静かですが、湿度が非常に高く、汗だくの中、暑さに中止して実施したいと思います。

位置 04-56.57N、137-02.17E
天候:晴れ 風:南東 3.6m/s 針路:133 速力:8.0ノット
気圧 1006.4hPa 波高:1.3m 気温:29.4℃ 水温:29.8℃
2017年2月7日(火)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告  2月06日(月)パラオマラカル出港
 2月06日8時22分にマラカル港を離岸出港しました。昨日までに、燃料積込みや芥出しを行い、漁労機器の組立・配線、天幕の張り合わせなど、延縄実習の機器を調整しました。新たに調査員が乗船完了し、今朝6時から出国手続きを行い、パイロットの操船のもとでパラオ港を後にしました。

 昨日までの南寄りの強風も落ち着き、視界も回復し、サンゴ礁航路を安全に抜けられました。サンゴ礁海域は、水深変化が大きく、海色でその水深を判断することがあります。視界もよく天気が晴れたため、学生達ははっきりその区別を見ることができました。

 天気図では、入港時パラオ諸島の真上にあった低気圧は、徐々に発達して熱帯低気圧となり、予報では24時間後に台風となって、北上する予報が出ております。その影響があるかとしれませんが、やや大きいうねりの中を公海上である漁場に向かって、南下しています。

 明日は漁場に到着し、操業海域を確認して、明後日早朝から操業する予定です。

位置 06-57.60N、134-48.12E
天候:晴れ 風:南東 1.6m/s 針路:133 速力:8.9ノット
気圧 1005.2hPa 波高:2.1m 気温:28.4℃ 水温:29.2℃
2017年2月6日(月)

神鷹丸乗船漁業実習検閉拘航海)航海報告  2月03日(金)パラオ・マラカル港入港
 2月03日港湾や船舶相互の保安情報を確認して、8時48分に水先案内人のパイロットが乗船し、西航路からサンゴ礁海域を約1時間30分航行して、10時25分パラオ・マラカル港東岸1番岸壁に着岸しました。港湾や税関、検疫や保険、入管など入国手続きを行っています。

 天候は、今朝までの大雨から打って変わって、熱帯らしい晴天となりました。青い空にエメラルドグリーンの海が対照的です。鏡のような水面をサンゴ礁に浮かぶ島々の間を縫ってマラカル港に着岸しました。
先に気象庁の船も着岸しており、入れ違いで出港のようです。

 いろいろな交流を行いましたが、調査員の皆さんともお別れです。にぎやかだった船室も少し寂しくなるかもしれません。学生は上陸して、シャコガイ養殖場の見学を行い、自由行動となります。治安などいろいろな情報を代理店等から確認して、注意して行動できるようにしたいと思っています。

 給油を行い、2月6日9時に出港予定です。

位置 07-19.85N、134-27.47E
天候:晴れ 風:南東 1.6m/s 針路:速力:着岸中
気圧 1003.5hPa 波高:0.3m 気温:30.7℃ 水温:29.9℃
2017年2月3日(金)

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