海・河川・湖などの生物を単に知るだけでなく、その育て方、増やし方、獲り方、管理の仕方、さらには食品としての安全性をも視野に入れた水生生物の基礎と応用について総合的に理解し、科学するための学科です。その中では、遺伝子解析やゲノム科学など生命の“なぞ”を探求する最先端の学問についても学ぶことができます。
専門分野は、生物生産学と生物資源学の2つから構成されています。海洋の魚介藻類の繁殖生理、栄養代謝、抗病性のメカニズムなどに関する諸要因や、個体群の動態や集団の遺伝機構、生息環境と成長、生残、再生産、回遊、漁業生産など、資源変動と生態に係わる諸問題について教育・研究しています。
本学科の大きな特長は、実体験を通じて授業内容がより理解できるように、多彩な実験・実習カリキュラムをもつ点です。冷水・温水池での魚の養殖や育種、病気の実習、魚介類への遺伝子導入や遺伝子操作実験、藻類の生理・生態実習、種苗放流や資源の解析を目的とした演習・実習、磯での採集や潜水調査実習、漁業科学実習や練習船による乗船漁業実習など魅力にあふれた授業科目が多く組まれています。
4年次では、興味を持った研究室を自ら選び、最先端の研究に触れることができます。学部1年次から博士前期課程までの6年一貫で教育する「養殖安全マネージメント」コースを本学科に組み込み、安全な養殖魚の生産を管理するために必要な管理技術者の養成も行います。また、学部卒業後1年間の水産専攻科に進学すると、海技免許も取得できます。
このように、本学科では栽培漁業、資源修復保全、漁業生産、資源管理及び環境に配慮した生物生産や防疫対策などの分野で活躍できる人材を養成する教育プログラムを構築しています。 |